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2006/06/21

火星縦断

火星縦断

さすがNASAの現役研究者の手によるだけあって、実にリアリティのある火星小説だ。

以下、ネタバレあり。

ブラジルに先を越されたり、第二次探検隊がある細菌によって計画が失敗したりするのは、決して火星探査が夢物語のような安穏としたものではないという作者のメッセージだろう。ただ、火星に到着してからのトラブルの連続は、いくらなんでも多すぎる気がする。そこまでしなくても……。
ISSに関しても、ブッシュ大統領が撤退の意思を表明する前に書かれたものなので、あんな風に万事順調という感じにはならない可能性が高いけれど、小説の中のように使われたらいいなぁ。

火星の情景、特に地球との違いの描写、例えば、霜が付くシーンや頭髪がブリーチされてしまうシーンなどは、へぇ、と思わせる。一方で、チームメンバーそれぞれの背景も細かく描きこまれ、各人の行動に無理がない。それだけに隊長が序盤であっさり……なのは、残念。また、歳の離れた一卵性双生児、というアイディアは、現実でもありそう。

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