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シンギュラリティ・スカイ

「わたしたちを楽しませてくれますか?」
ある朝、辺境惑星ロヒャルツ・ワールドに降りそそいだ携帯電話から聞こえてきた不思議な声は、「楽しませる」=「情報を与える」ことと引き換えに、願いをかなえ始めた。家でも金でも、核兵器でも、なんでも空から降ってくる。それは体制と秩序の崩壊を意味した。この侵略を打ち破るべく、新共和国肯定は攻撃艦隊を出撃させるのだが……。

超AIによって、人類の9割が3000光年の範囲に強制移住された後の世界で、情報を求める「フェスティヴァル」とそれを阻止しようとする「新共和国」、さらに地球を代表する「国連」と超AI「エシャトン」。様々な思惑が交差しつつ、物語は進んでいく。
新共和国が皇帝を中心とした前近代的な君主制社会主義という封建主義に対する、女性主人公の反発に読者を共感させつつ、最後までグイグイと読ませていくスパイ小説だ。最後の章は大勢に流されやすい人間への侘しさも感じさせる。
個人的には、設計図と材料さえあればなんでも作り出せるコルヌコピア(自身の複製すら可能!)の存在は、万能のワイルドカードすぎて面白みに欠けるのだが。

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