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電凸のこと

 以前、毎日新聞の特集『ネット君臨』(に対して、「何を言いたいのかわからない」と書いたが、どうやらネットと言う存在そのものが気に入らないから叩き始めた、ということらしい。

発信箱:発信者の責任=花谷寿人(毎日インタラクティブ)

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裁判の傍聴がちょっとしたブームらしい。かつてはよほど注目を集めた事件以外、被告の親族や知人、新聞記者しか見当たらなかった。最近は法廷で「あなたもマニアですか」と声をかけられる記者もいる。

 生身の人間ドラマは好奇心を刺激する。裁判員制度のスタートも控え、裁判への関心が高まることに異論はない。

 だが、インターネット上に載せられている傍聴記を見ると、中には「書きすぎ」と感じるものもある。刑の軽い事件でも、被告や関係者のプライバシーに過剰に踏み込んだ内容が含まれているからだ。

 裁判は公開が原則。国民の知る権利は憲法で保障されている。既存メディアにすべて任せるべきだなどと言うつもりはない。誰もが情報の受け手としてだけでなく、発信者になれる。ネット社会がそれを可能にし、情報の多様性をもたらしたことは事実だ。
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 前段は裁判の傍聴に関心が集まっているという話。そういえば映画『それでもボクはやってない』にも、傍聴マニアが登場していたな。裁判への関心が高まるのは問題ないらしい。でも、「書き過ぎ」はいかん、と。筆者は何を持って「書き過ぎ」と言っているのだろう?「被告や関係者のプライバシーに過剰に踏み込んだ内容が含まれているからだ。」と筆者は言うが、たとえ傍聴マニアだとしても一般人には、公にされている情報しか書きようがない。公にされている事実だけで、「過剰に踏み込んだ」ことになるのだろう?芸能人のプライバシーを暴露して喜んでいる(一部)マスコミの方が、よっぽど問題だ。
 あたかもインターネット上には公になっていない情報があるように書いているのは、ネットを知らない読者に故意に「ネットはプライバシーを暴露する恐ろしいところ」という印象を与えているようにしか見えない。

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 それでも発信には責任が伴うと考える。例えば「電凸」(電話による突撃)と呼ばれる行為。ネットに気に入らない書き込みがあると本人のプライバシーを暴き、電話番号を探し当てて寄ってたかって電話をかける。さらにそのやりとりまでネットに載せて糾弾する。発信する側は「匿名」という安全地帯に身を置く。「顔が見えない相手から苦しめられた」という人は多い。

 毎日新聞の世論調査でネットの情報発信に何らかの規制が必要と答えたのは75%。一方、別のアンケートでは、匿名の書き込みを実名にすべきだとの回答は28%にとどまる。折り合いをどうつけるか、知恵が試される。(社会部)
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 前段の最後でネットの存在を認めながら、いきなり批判へと移る。しかも裁判とは関係のない『電凸(突)』に対しての批判だ。筆者は、電凸をまるで猛禽やハイエナのごとく弱者を追い詰め丸裸にする諸行のように書いているが実態はそうではない。
 マスコミの報道や行政の発表に、おかしいな?と感じたことを問い合わせる行動だ。昔はほんの一握りの人が勇気を振り絞って電話で問い合わせていたのが、ネットにより横のつながりができ、「私もやってみよう」「私にもできるかも」という大きな流れになったものだ。
 例えば、読売新聞の「電凸(でんとつ) : モニ太のデジタル辞典(読売新聞)」では、

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 各種団体、官庁、企業の活動やマスコミの報道に対する疑問を持つ個人が回答を求め、要望を伝えるために、電話で直接突撃インタビューをするという意味で使われている言葉ですワン。インタビューといいますか、たいていの電凸は苦言を呈するために行われます。
(中略)
 たまに混同する人がいますが、電凸といたずら電話、中傷電話はまったく別物です。電凸はきちんと話をするためにかけるもので、相手が出たとたんに受話器を置くようなものは単なるいたずら電話ですワン。
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となっている。つまり、電話する先は公開されている電話番号であり、正式な問い合わせ窓口だ。また、業務妨害になるような電話は電凸とは呼ばないし、そんな報告をした奴は叩かれる。

 筆者の言うような「ネットに気に入らない書き込みがあると本人のプライバシーを暴き、電話番号を探し当てて寄ってたかって電話をかける。さらにそのやりとりまでネットに載せて糾弾する」という行為は電凸ではないし、完全に筆者の考え違いだ。そんなことちゃんと調べれば分かることなのに、どうやら「ネット憎し」という感情は視野を曇らせるようだ。ちなみに筆者である花谷寿人氏は、「ネット君臨」取材班のデスクである。つまり「ネット君臨」という特集でも、同様のフィルターが掛かっていると思われる。

 最後に。電凸というのは、例えば次のような記事に対して、「処分が甘いのでは?」と問い合わせるものなのだ。

酒気帯び運転:追突事故の毎日新聞前総局長、罰金25万円(毎日インタラクティブ)

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金沢市内で今月13日夜、酒気帯び運転で追突事故を起こした西木哲也・毎日新聞前北陸総局長(51)=大阪本社編集局付=について、金沢簡裁は25日までに罰金25万円の略式命令を出した。毎日新聞社はこれを受け、同日付で西木社員を諭旨解雇処分とした。また、監督責任があるとして藤原健・大阪本社編集局長、氷置恒夫・同地方部長を減給処分とした。
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