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墨攻

 紀元前320年頃、中国は戦乱の時代。小国・梁は危機を迎えていた。趙の侵攻を受け、このまま降伏するか、戦い抜くか。そこに墨家の革離がやってくる。10万の敵から梁城に住む4000人を救うために。

 原作は日本の小説、コミックス。(コミックスの方が有名?)制作・監督は中国。日本からは撮影監督と音楽(川井憲次!)。台湾・韓国からもキャスト・スタッフが参加しており、まさにアジアの合作映画となっている。

 10万の兵が進軍するシーンや梁城の攻防シーンなど、中国ならではの人海戦術とスケールは圧巻。あれは日本ではむりだわ。
 ストーリーは、コミックスでも一番面白い梁城攻防戦部分を2時間超の尺にうまくまとめている。戦いは悲劇しか生まないけれど、その中でも「墨家」の思想を貫くことで変わるんじゃないか、変わって欲しいというメッセージが強く伝わってくる。墨家の攻め込まないという「非攻」、すべての人を愛するという「兼愛」(西洋風に言えば博愛か)という理念は、現代でも十分に通じる。実現していないのが悲しいけど。

 印象的なシーンは「(今攻めて来ている)趙から助けを求められれば行くのか?受け入れられるのか?」という問いに革離が「それでも」と答える場面。一方で、「非攻」「兼愛」を前に押し出す余り、主人公がちょっと悩みすぎ?のような気がしないでもないけれど。でも、十分に面白かった。

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