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反逆者の月

反逆者の月 NASAの宇宙飛行士、コリン・マッキンタイア少佐は、月面を単独で探査中何者かに拉致された。人類をはるかに凌ぐテクノロジーを持つ存在は、5万年前に太陽系に来た銀河帝国の戦艦≪ダハク≫なのだという。5万年前に起きた反乱によって、やむなく太陽系に留まることとなった戦艦は、月を破壊し入れ替わったのだ。しかも、その反乱は現在も地球上で進行中なのだという。一方で、全文明を滅ぼそうとする強大な敵「アチュルタニ」が太陽系に迫っている。ダハクに説得され、艦長となったマッキンタイアは、反乱を鎮圧しアチュルタニの侵攻を阻止することができるのか。

 『紅の勇者オナー・ハリントン』シリーズの作者が放つ、ミリタリーSF。

 ミリタリーSFの旗手と云われる作者だけあって、その戦闘シーンは圧倒的な迫力を持ってグイグイと読者を引きつける。最初は徒手空拳であった主人公が、悲しみを乗り越え仲間を得、緻密な作戦で巨大な敵に立ち向かっていく姿は、ハラハラドキドキだ。

 残念なのは、折角強化手術(というか全身擬体化?)したのに、その能力を発揮する場面が少ないことか。主人公が置かれた状況では仕方がないことなのかもしれないし、主人公の思いとは別に筆者が主人公を単なるスーパーヒーローではなく、能力を持った普通の人間として描きたかったからなのかもしれない。が、次の巻からは能力をフルに発揮して活躍してほしいと思って止まない。

 最後はやや駆け足だったかな?戦闘後の後始末はもう少しゴタゴタすると思うんだが、あっさりしたものだ。情景描写よりも武器・武装の描写に力が入っているのも、作者の傾向を如実に示している気がする。
 残念ながら「オナー・ハリントン」シリーズは未読だが、今度まとめて読んでみよう。

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