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老人と宇宙そら

老人と宇宙

 妻の墓参りの後、私は軍隊に入った──ジョン・ペリーは75歳の誕生日に、コロニー防衛軍へ志願した。なぜか募集は高齢者のみ、しかも二度と地球には戻って来れない。戦う相手は、人類のコロニーに敵対する様々なエイリアン。多くの仲間との出会い、別れ。訓練と実戦。果たしてジョンを待つ冒険とは──。

 巻末にある筆者の謝辞からも分かるように、ハインラインアーサー・C・クラークの影響が強く感じられる。特に『宇宙の戦士』。エイリアンと闘う軍隊に志願し、過酷な訓練に耐えて(主人公が非凡な才能を垣間見せて)実戦をかいくぐっていく、という根幹の展開は『宇宙の戦士』そのものといっていい。だが、この作品が『宇宙の戦士』のコピーにはなっていない。「なぜ軍隊が老人ばかりを集めるのか」という謎と、後半に登場する老人たちと対比をなすゴースト部隊の存在が、終りまで飽きさせない。また、多種多様なエイリアンたちも、やや突飛過ぎるきらいはあるけれど、おもしろい。どうやら筆者は“既成概念を壊す”ことが大好きな天邪鬼な性格があるんじゃないかと思うのは、深読みのしすぎだろうか?

 個人的には、外界から隔絶された地球とエイリアンのテクノロジーを吸収して飛躍的な進化を見せるコロニーという構図が面白いと思う。これだけで、小説のネタ3本くらいはできそうな気がする。

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コメント

ロバート・A・ハインラインでしょうが

と、突っ込んでみる。

ハインラインですな orz

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