« L change the WorLd | トップページ | 消費者不在の規格競争 »

互換OS

韓国のIT企業がWindowsの互換OSを作るとぶち上げた。

韓国ITの看板‘ティーマックス’ MSに挑戦状
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=95997&servcode=300&sectcode=330

同社創業者の朴大演(パク・デヨン)社長(53)は12日、中央日報の記者と会い、「MSの基本ソフト(OS)ウィンドウズと100%互換可能な新しいパソコン用OSを来年1月に発売する」と明らかにした。 3月19日には、サーバー用OSや移動通信機器に使われる内蔵型OS技術を発表する。

  朴社長は来年から販売するパソコン用OSについて「リナックス、マッキントッシュなどのOSが市場を広められなかったのは、ウィンドウズに最適化された各種ソフトウエアと互換性がなかったため」とし「ティーマックスのOSはこれらすべてと互換が可能で、価格もウィンドウズの半分水準になるだろう」と語った。

 計画を発表するのはいいけれど、本当に実現可能なの?と首をかしげてしまう。
 昔話ばかりするのは歳をとった証拠というが、昔から第三者による互換ってうまくいった試しがないような気がする。EPSONの98互換はまぁ頑張った方だけど、Macintoshの互換とかMS-DOSの互換「DR-DOS」とか、Windowsの互換「Lindows」とか。過去の事例から十分勝算ありと考えているのかもしれないが、どんなビジネスモデルなのか気になる。

 そもそも、Windowsのどのバージョンの互換なのだろう?Windows 3.1じゃ意味ないし韓国の状況考えるとVistaというのも考えにくい。妥当な線ではWindows XPだろうなぁ。でもそれだと「サーバー用OSや移動通信機器に使われる内蔵型OS技術」ってのが引っかかってくるわけで。

 仮にWindows XPだとしても、互換である以上特許とか意匠の侵害問題を避けて通れるはずはない。Mac対Winの「ルック&フィール」裁判とは趣を異にするわけだし、MSが黙って見ているはずもない。
 で、さらに特許問題を回避したとして、互換を謳っているいる以上、Windows対応アプリケーションの動作に対しての責任が生まれるわけだ。全部のアプリケーションに対して動作確認できるのか?否、できまい。Windows 3.x時代に一部のアプリケーションでフォントの動作がどうなるかを確認した経験から言わせてもらうと、一部だけでも大変。アプリケーションを作るメーカー側からすれば、別に互換OSで動作しなくても構わない訳だしね。
 さらにさらに、ソフトウェアの海賊版が蔓延っていて正規版の売り上げが伸びないという韓国の状況で、果たして互換OSが売れるのか?という疑問も浮かぶ。

 うーん、総合して懐疑的に考えてしまうのはどうしようもない。

« L change the WorLd | トップページ | 消費者不在の規格競争 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38977/40133923

この記事へのトラックバック一覧です: 互換OS:

« L change the WorLd | トップページ | 消費者不在の規格競争 »