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スケープゴート

土浦の事件報道の際にも書いた(またもマスコミの印象操作)けれど、やっぱりマスコミはおかしい。

岡山駅突き落とし事件、少年の自宅から携帯やマンガ本押収(読売新聞)

 岡山市のJR岡山駅で、岡山県倉敷市、県職員假谷(かりや)国明さん(38)がホームから突き落とされ、死亡した事件で、県警は29日、大阪府大東市の少年(18)(殺人容疑で送検)の自宅を捜索、自宅に残していた携帯電話のほか、マンガ本、参考書などを押収した。

 押収品には、猟奇的殺人事件を扱った「ひぐらしのなく頃に」や、死に神と手を組んだ青年が殺人を繰り返す「DEATH NOTE」のマンガ本などがあり、県警は犯行動機につながるものがないか解明を進める。

警察が犯行の動機を調べるために捜索・押収するのは当然としても、無数の押収品の中からマンガ本だけをピックアップするのは偏向報道だろう。結局、理解できない犯行の原因をマンガやアニメ、ゲームに押しつけてしまいたいという記者の勝手な考えでしかない。第一、いまどきマンガやゲームを持っていない若者の方が希少なんじゃないだろうか?

こうした報道が繰り返されるたびに、影響されたくらいで犯罪を犯してしまうなら、とくにDEATH NOTEのようにベストセラーで映画化までされたコミックが原因なら、もっと多くの似たような犯罪が発生しているはずじゃないかと思う。問題は「影響を与えた」側ではなくて、「影響を受けて犯罪まで犯してしまう」側にある。影響を与えた側を悪者にして、それでわかったような気持になってしまうことが危ない。

こんな風にマスコミに作り上げられてしまうというのは、怖いなぁと思う。もし仮に私がなんらかの犯罪を犯して、警察が部屋を捜索したら、どんな風に書かれてしまうのか。

 押収品には、独裁者が人類を統治する「ペリー・ローダンシリーズ」や、残虐な場面が繰り返される「グイン・サーガシリーズ」の小説本などがあり…

 なんて書かれちゃうのか。文字通り山のようにあるSF小説を見たら、捜査員はなんて思うんだろう?

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これをmixiの日記に書いたあと、日テレ「バンキシャ」で土浦事件に対しコメンテーターが『日本人のコミュニケーション能力が弱くなっている。ゲームや漫画などのバーチャルなものの影響だ』という趣旨の発言をしていた。いや、それは違うだろ、と思わず画面に突っ込んでしまった。そう感じるのは、ゲームやマンガの影響じゃなくて、むしろ核家族化などライフスタイルの影響が大きいのではないだろうか?さらに、コミュニケーション能力の弱体化というよりコミュニケーション方法の変化だと思う。
同じコメンテーターが『経営の神様と言われた松下幸之助がゲームに手を出さなかったことをよく考えて欲しい』と言っていたが、松下電器もちゃんと3DOというゲーム機を出している。失敗だったけど。

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コメント

マスコミによる論理のすり替えでしょうな。
あるいは現実を見たくないだけか、ただ売れればいいと思ってるだけか。

またこういった記事を鵜呑みにする人が多すぎる。
何か事件があれば社会や人・物のせいにしたがる。
これは日本の膿ですな。

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