« WORLDWIRED―黎明への使徒― | トップページ | ケータイコミック »

【映画】神様のパズル

 寿司屋でバイトに励みつつロッカーを目指す綿貫基一は、大学の物理学科に通う双子の弟善一の代わりに大学の授業に出ることに。もちろん授業の内容はさっぱり分からない。あるひゼミの教授から天才少女穂瑞沙羅華をゼミに出席させるように頼まれ、彼女の家を訪問する。その部屋で青いジャージをだらしなく着ていた天才少女は、コンピュータに囲まれていた。「君の研究テーマは?」と聞かれた基一は、思わず「宇宙の作り方」と答えてしまう。
 同名小説の実写映画化。監督は『妖怪大戦争』の三池祟史。

映画『神様のパズル』公式サイト

 109シネマズMM横浜にて『神様のパズル』を観る。平日の昼間とはいえ、私を入れて10人以下。

 ストーリーとは関係ないけど、ポスターやプログラムにはヒロイン・サラカ役の谷村美月がショートカットでクールビューティーな感じで映っているが、本編ではロング。そして(あくまで主観だが)あまり可愛くない。クールビューティーというより、年がら年中ぶすっと不機嫌という感じ。演出なんだろうけど、もう少し理知的でもいいんじゃないかと。あ、生足はちゃんと出てます。ふくらはぎフェチと見た>監督。

 導入部で、どっかーんと画面いっぱいに巨大な∞の形をした施設が映る。クロストロンというふたつのサイクロトロンをくっつけたようなものなんだけど、これがナナメに立っているわけです。通常、スプリング8とかみても、地上あるいは地下に作るのが普通だけど、絵的にはすごくいい。ナナメになっていると重力の影響とか考えちゃうけど、画面にどーん。いろんな場面の背景にごーん。

 前半は、理系コメディ。理系とは縁のない人間が、無理矢理宇宙論のディベートとかやるわけですよ。途中にCGとか入って。ちゃんとインフレーションからビックバンを経て現在の宇宙まで、オノマトペ使いまくりでゼーゼー言いながら解説する。これは面白かった。たぶん、少しでも宇宙論を知っていた方が面白いと思う。

 後半は宇宙創生をしようとするパニック映画、というかマッドサイエンティストの暴走みたいな。前半に比べて荒削り過ぎる。何もかも都合良すぎる展開。思わせぶりなインド旅行記みたいなのも。前半のコメディ路線で突っ走った方が面白かったのに。原作は未読だが、こんな感じなのか?小説だと、こうした科学実験による地球あるいは宇宙の危機というのも面白く描写できるものなんだけれど、(それはたぶんあちこちに予兆めいたものを埋め込むことができるからで)実写だと時間的な制約もあって積み重ねていくドキドキ感というものの表現は難しいのだなぁと感じてしまう。

 ラストも、予測できちゃうし。くるぞくるぞ、と思ってやっぱりな、と。もう少しひねりが欲しいと思ってしまうのは、観ているこっちがひねくれているのか。

 でも、前半は面白い。それだけに惜しい。

« WORLDWIRED―黎明への使徒― | トップページ | ケータイコミック »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!
前半のディベートは面白かったですね!
なるほど、惜しい!ですか。
私はご都合主義だろうと何だろうと
好きな作品でした。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38977/41506122

この記事へのトラックバック一覧です: 【映画】神様のパズル:

« WORLDWIRED―黎明への使徒― | トップページ | ケータイコミック »