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【映画】スピード・レーサー

 ヴォシャウスキー兄弟が、アニメ『スピード・レーサー』が大好きでオリジナル(日本版)もリスペクトしていることはよく分かる。実写とはいえ背景も含めてほとんどがCGで描かれた世界が、極彩色でサイケデリックなのもアニメ版への愛ゆえだと思う。人によっては目がちかちかするかもしれないし、“おもちゃっぽい”“非現実的”と言われるのも想定内なのかもしれない。『ファンタスティック・フォー』とか『バットマン』のように現代的なアレンジを加えてスタイリッシュにすることもできたろうが、あえてアニメの雰囲気を大切にしたのだろう。ラリー出場時なんてマークファイブ(マッハ号)も主人公の衣装もアニメ版そのままだし。(逆に言えば、マッハ号のデザインが現代でも通用する先進的な格好イイデザインだったともいえる)

 正直言うと、雑誌などの批評に比べアメリカでの興行成績や世間の評判から、ダメダメな映画になっているのだろうと期待せず、いやむしろ批判してやろうというくらいの気持ちで観に行ったのだが、エンドロールで『マッハGoGoGo』のOP(風も~震える~)が流れたときにはもう、グルグルまわるくどい場面転換の演出も、CGIばっかりで訳が分からなくなるレースシーンも、全部許せると思うようになった。原作クラッシャーが多いコミックやアニメの実写化の中で、これだけオリジナルを尊敬し尊重し愛した映画も珍しい。

 こうした感想も、原作アニメを見まくっていた世代(昔は再放送もたくさんしていたんだよ)だからなのかもしれないが、少しでも『マッハGoGoGo』が好きだったなら、観ても損はない映画だと思う。

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コメント

原作には何の思い入れもありませんが
とにかく楽しかったです。
興行成績が悪いのが信じられません。

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