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【映画】ハプニング

【映画】ハプニング

 ある日突然、人々が死んでいく。ある者は建築中のビルから飛び降り、ある者は拳銃で自殺する。最初は言語障害、次に方向感覚の喪失、そして死。アメリカ北東部で始まった奇怪な現象は、都市部から地方へと広がっていく。フィラデルフィアにある高校の科学教師エリオットは、同僚の数学教師ジュリアンの提案に乗り避難することを決める。エリオットとその妻アルマ、ジュリアン、そしてジュリアンの娘ジェスとともに列車に乗り込んだ。だが、その列車が途中で停車してしまう。『誰とも連絡が付かない』車掌の言葉に愕然とするエリオット。不可思議な死は拡大していく中、彼らのサバイバルが始まる。
 『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督作品。

以下、ネタバレ含む。

 『レディ・イン・ザ・ウォーター』の酷評に少しは耳を傾けたのか、『ハプニング』は狭い空間から飛び出し(というか逃げだし)空間的な広がりを見せる。ぶっちゃけると、主人公達は逃げるだけ。自分たちから何かしようとはしない。『シックス・センス』や『アンブレイカブル』で主人公が“なんとかしよう”と懸命に動き回るのとは対照的だ。主人公が科学教師とはいえ何の力も持たない一般人だから当然だが。そして『シックス・センス』では出来なかった“家族の再生”を描いているのも興味深い。

 それにしても、淡々と話が進んでいくだけで、オチらしいオチもない。原因についても曖昧なままでちょっと不満が残る。言語障害、方向感覚喪失は説明がついても、生命が本能に逆らって死を選ぶという論理的な理由付けは難しいだろうが。

 いわゆるハリウッド的なシナリオなら、謎の死が蔓延する中、以前から植物の異変を警告していた生物学者が仲間とともに原因を調べ世界を救う、という感じになるだろうが、意図的にそうしたハリウッド的な部分を排除した印象を受ける。しかし、こうした手法はむしろ低予算映画の手法だよ。

 だから、『シックス・センス』のような驚きを期待しちゃいけないんだってば。

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