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反逆者の月3 皇子と皇女

 帝国を受け継ぎ皇帝となったコリンは、平和を実現するために銀河の調査やアルチュルタニへの対策などに追われていた。コリンとジルタニスの間に生まれた双子の子供たちは、ダハクに見守られながらすくすくと成長し、やがて帝国艦隊へと入隊する。しかし、密かに進められていた陰謀により、双子の子供たちが訓練のために搭乗した戦艦が行方不明になってしまう。

 前近代的文明しか持たない惑星へと辿りついた双子と友人たちは、何とかして第四帝国の遺産に接触し、帝国との連絡を取ろうと奮戦する。一方、帝国本星では帝国首脳を葬り去ろうという計画が動き出していた。

 『反逆者の月』シリーズ第三弾。

 前巻で辛うじて敵の侵攻を防いだコリン・マッキンタイア。
 今回の主人公は、コリンの双子の子供たち。彼らが意図的に文明を抑制された惑星で、数々の苦難を乗り越えて成長していく姿を描いている。そして、帝国ではクーデター計画が着々と進行していく様子が描かれ、否が応でもサスペンスを盛り上げていく。

 反乱者の存在に気がついたあたりから、物語は加速度を上げていく。時間的に長いスパンで語られるため、いくつかのエピソードがポツポツと続く前半は、退屈はしないまでもブチブチと途切れてしまうためにのめり込むのは難しい。その分、一気呵成に進む後半は目が離せない展開になる。

 シリーズが(今のところ)これで終わりらしいが、とても惜しく感じてしまう。魅力的なキャラクターがたくさんいるので、いくらでも物語は生まれそうだ。

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