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レインボーズ・エンド

サブリミナル映像と細菌兵器の組み合わせによる、マインドコントロールの可能性に偶然気が付いたEU情報局のギュンベルグ・ブラウンは、インドの対外情報局のヴァズ、日本の情報局のミツリと共にハッカー<ウサギ>を雇い陰謀を調査することになった。
一方、著名な詩人であったロバート・グーは、アルツハイマーの治療により記憶と若さを取り戻すが、詩の才能を失ってしまう。そんな彼に接触するウサギの目的は?その正体は?ネットワークが高度に発達した世界で、変化していく人々の生き方を描いたSFサスペンス。

いろいろなストーリーが複雑に絡み合って、単純な善悪の2極論や敵味方という区別すら曖昧になってしまうカオスな作品。ある程度、ネットワークに関する知識があると面白いと思う。無線LANのAPを広告付きでばらまくとか現実に起こりそうだし、アドホック通信による情報のリレーとかはもう現実のものだしね。

ただし、作品的には大山鳴動して鼠一匹という感が否めない。グーの話はきちんとまとまるけれど、まだ積み残した部分が山のように残っているわけで。そのあたりの回収はどうなってるのよ!と思わずにいられない。同じ世界観を共有する短編とかあれば読んでみたいなとも思うのだが。

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