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老人と宇宙3 最後の星戦

ジョン・ペリーはコロニー防衛軍を退役し、ジェーン、ゾーイと共に植民惑星で平和な日々を送っていた。そんな彼らの下に、かつての上司が訪れ新たなコロニーの行政官になってくれと頼まれる。そのコロニーは、地球出身者ではなく10個の植民惑星から選ばれた者たちによる植民という初めての試みであり、利害関係がないジョンが適役なのだという。悩んだ末その任務を引き受けたジョンだったが、到着した惑星は当初計画されていた惑星ロアノークとは別の惑星だった。否応なく銀河規模の陰謀に巻き込まれていく、ジョンと植民者たち。そしてジョンたちは重大な判断を迫られる――。

人類のコロニー世界と異星人たちとの戦争を描くミリタリィSF、シリーズ第三弾。

読み終えて、なるほどそう繋がるのか、と納得した。これまでの2冊のいろいろな背景がひとつに集約し綺麗にまとまっている。まぁ、途中で放り投げっぱなしの伏線もあるのだけれど。
最初は移民の苦労が描かれる。惑星間の政治的な駆け引きにより、本来の計画とは異なり容易ならざる植民という、ある意味牧歌的(と言ったら言い過ぎか)な日々から、実は背後にあった陰謀が暴かれ、やがて変化した状況により敵からも味方からも狙われるようになる植民惑星ロアノークのジレンマへとポリティカルフィクションがあり、そして、限られた武力による戦闘と最後のどんでん返し。いろいろな要素が詰まっていて、読んでいて飽きない。流石にこの巻だけ読んでもたぶんよく分からないはず。1巻目、2巻目を読んでからページを開こう。

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きのう、風音(Kazane)で最後へ退役しなかった。

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