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まいど1号の功罪

以前から運用資金難を指摘されていた「まいど1号」が引退(という用語が適切かどうかはおくとして)するそうです。

「まいど1号」資金難で早すぎる“引退” (読売新聞)

今年1月に打ち上げられた東大阪宇宙開発協同組合の雷観測衛星「まいど1号」の運用問題で、同組合は来月以降、管制を打ち切る方針を固めた。

 アマチュア無線による交信だけは可能といい、同組合は「管制をやめればいつまで持つか分からんけど、できるだけ長生きしてほしい」としている。

 まいど1号は、同組合と支援協定を結んだ宇宙航空研究開発機構が、衛星の位置や電力の監視、姿勢制御などの管制業務を担い、雷センサーや搭載カメラの操作も行ってきた。

 しかし、8月末で協定期限が切れ、自前の管制室を持たない同組合が運用を続けるには月150万円の経費を自己負担する必要があった。国や地元自治体の助成金を得る道を探ったものの、実を結ばなかったという。

打ち上げ直後から、運用はJAXAに丸投げというのを聞いていたので、一体何がしたかったんだろう?という疑問は持っていました。
地域の活性化、という点ではある程度の成果はあったようです。それから、衛星打ち上げを身近にしたという功績も認められるでしょう。しかし、裏側は結構ドロドロだったようです。

「まいど1号」の憂鬱 - Tech-On!

記事でここまで書かれるのですから、実際はもっとゴタゴタしたものだったのではないかと思われます。ネットでは、国の補助金目当てだという批判も見受けられます。
記事中にもあるように、技術移転できた例もあるそうなので、全くの無駄、単なる金儲けとは思いませんが、プロジェクトに参加した企業がすべて情熱を持っていたかといえば、そうではないでしょう。もし情熱があるなら、放り出す以外の選択肢もあったと思います。そもそも、打ち上げることだけでなく、最後まで考えて計画すべきでした。

このままデブリ化してしまう衛星はかわいそうです。

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