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尖閣ビデオにおける疑問

 尖閣諸島沖での中国漁船衝突のビデオ(面倒なので尖閣ビデオと称す)流出騒動。政治的なこととかいろいろ思うところはあるが、中でもひとつ大きな疑問がある。それは、マスコミが堂々とテレビ放送で尖閣ビデオを流していること。しかも衝突シーンのみ。なぜ、それが疑問に思うのかといえば、自分たちのところで放送した映像がYouTubeで公開されるとすぐに削除させるくせに、YouTubeのビデオはそのまま流していること。これっておかしくない?他人はダメで自分たちはイイというのは、どんな理屈なんだろう?

 一応、放送時には「YouTubeより」といったテロップは入れているものの、YouTubeは著作権者じゃないよね?このビデオの著作権者は海上保安庁になるのかな?ビデオが本物だと認めたのだから、海上保安庁だよね、著作権者は。だとしたら、放送するにあたっては海上保安庁に申請して、許可をもらうのが筋なんじゃないの?海上保安庁が公的機関だから、許可を取らなくていいというのだろうか?そもそも流出そのものにも法的な議論がありそうな映像なのに。
 テレビ局は、これを機会にYouTubeで自分たちのコンテンツを積極的に流すようにしたらいいんじゃないだろうか?少なくとも、自分たちのコンテンツをYouTubeにアップロードするな、というなら、グレーな流出ビデオをしれっと放送しちゃいかんだろ。自分たちの権利は守る、でも他人の権利は無視(あるいはあいまいなまま)というのでは、どんどん信用がなくなるだけだよ。

 信用と言えば、マスコミ関係者の中には「ビデオは報道機関に持ち込むべきだった」なんて考えている人たちがいるよう(▼Twitterでみたw)だけど、紙媒体じゃ動画は掲載できないし連続写真だって一部をピックアップするくらいしかできないだろう。テレビだって今回の一連のニュースを見ても分かるように、センセーショナルな部分しか放送しない。そうなれば「じゃぁ、他の部分は?」という疑問が浮かび「大切な情報を隠蔽しているのでは?」という疑惑に繋がってしまう。だからといって、44分間のビデオを放送するならそれだけでまるまる1時間番組になっちゃう。つまり、新聞やテレビといった既存のマスコミでは、本質をねじ曲げられたり受け手に誤解を与えてしまう可能性が非常に高いということ。ビデオがYouTubeにアップロードされたことは、(その行為の是非は別にして)日本国民にとっては良かったのだと思う。

 ここからは与太話。まぁ、ここまでも与太話みたいなもんだが。
 もし、仮に自分が流出させることになったらどうするか?を考えてみよう。たとえば、家族が人質に取られて流出を強要されたとか、身体に爆弾を埋め込まれて流出させないと死んじゃうとか、ミュータントによるヒュプノで流出を命じられたとか、まぁ、そんな理由だとしよう。
 自分だったら、Wikileaksを使う。身元がばれなさそうだし。どうしてもYouTubeを使うとすれば、無線LANの野良アクセスポイントを見つけてそこからいくつかプロキシ経由してアップロードかな。面倒だけど。スキルがあるなら、ウィルスにビデオのアップロードさせるようにして、ある日一斉に世界中のPCから動画をアップロードするように企んでみたり。もちろん、そんなことはできないし、できてもしないけどね。

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