エイリアン・テイスト
狼に育てられた少年、ユカイア・オレゴンは、優れた嗅覚という特殊能力を使い相棒のマックスとともに人捜し専門の探偵をやっている。ある日警察からの依頼で惨殺事件の捜査に加わり危うく死にかける。そこから自らの出自の秘密、そして地球の存亡を掛けた陰謀へと事件は拡大していく。
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狼に育てられた少年、ユカイア・オレゴンは、優れた嗅覚という特殊能力を使い相棒のマックスとともに人捜し専門の探偵をやっている。ある日警察からの依頼で惨殺事件の捜査に加わり危うく死にかける。そこから自らの出自の秘密、そして地球の存亡を掛けた陰謀へと事件は拡大していく。
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乗っていた商船が海賊船に襲われ、故郷も両親もなくしてしまったジョスは、凶暴な海賊船船長ファルコンのペットにされてしまう。1年後、海賊船が立ち寄った宇宙ステーションで逃げ出すが背後から撃たれてしまう。瀕死のジョスを助けたのは、人類と対立する異星人のシンパ、ニコラスだった。異星人の惑星でニコラスに戦いを学ぶジョスは成長し、異星人カーストの一員となるのだが、彼を待っていたのは人類の宇宙戦艦へスパイとして潜り込む任務だった。
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天才科学者プーティンは、なぜ人類を裏切り戦争を目論むのか。その謎を解明するために彼のクローンに保存されていた彼の意識が移植される。だが、プーティンとしての記憶は戻らなかった。クローンは、ジェレド・ディラックとしてゴースト部隊の一員となる。ゴースト部隊としての訓練、仲間との出会い。上層部からは裏切りの可能性がある危険人物として監視されつつ、ジェレドは数奇な運命を辿る。
人類が宇宙に進出した世界を描く『老人と宇宙』の続編。
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かつて地球は土星の衛星であった。地球から土星の衛星に移住したクロニア人の学説は、硬直化した地球で無視された。だが、その学説を裏付けるように木星から新惑星《アテナ》が飛び出し、地球はその影響を受け壊滅する。わずかながらも生き残った地球人はクロニア人に救出され、土星近傍で生活することとなった。(揺籃の星)それから数年後、《アテナ》によって激動が続く太陽系では、クロニア人による地球復興作業が開始されていた。再び地球に戻った主人公ランデン・キーンらは、そこで生存者達に遭遇する。文明社会崩壊後、彼らは力が支配する原始生活へと戻っていた。一方、クロニアに避難した地球人の中では不満を持つ物が再び権力を求め行動を開始する。彼らはクロニアの宇宙船と地球上の基地を強奪、地球惑星政府の樹立を宣言した。
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古代兵器<メドゥーサ>の暴走により崩壊した移動都市ロンドンから脱出したトムとへスターは、幸せな日々を送っていた。が、飛行船<ジェニー・ハニヴァー>号に探検家・冒険家・歴史家を名乗るペニーロイヤル教授を乗客として乗せたことから、再び騒動の渦に巻き込まれる。反移動都市同盟の飛行船に襲われ辛くも脱出したものの、エンジンが破損。このまま死ぬ運命かと思われたとき、移動都市アンカレッジに救われる。しかしアンカレッジは多くの住民が疫病で死に絶え、残った少ない住民がまだ若い少女に率いられている都市だった。しかも、その目的地は、死の大地アメリカ……。
遥かな未来、最終戦争により荒廃した地球は資源を求め都市が移動し、互いに食ったり食われたりを繰り返す世界での冒険を描く『移動都市』の続編。
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23世紀。海面上昇により一度は壊滅的打撃を受けた地球は、国家が崩壊しいくつかの巨大企業により統治されていた。人類が「資本家」と「労働者」のふたつの階級に分かれ、各地で起きる資本家と労働者の労働争議は戦争へと拡大していった。そうした戦争の中を駆け抜ける危険な遊戯が《ウォー・サーフ》だ。ウォー・サーフの様子はネットを通じて全世界に発信され、ウォー・サーファーたちはファンから賞賛される存在だ。超資産家で248歳超高齢のナジールは、ウォー・サーファー達の中でもトップの存在だった。
しかし、ひとつの出来事から《天国》と呼ばれる衛星工場へのウォー・サーフを行うことになる。そこは《天国》という名前とは裏腹な、恐るべき秘密を抱えた場所であった…。
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拳銃に内蔵されたAIのアドバイスを無視したために捕えられた暗殺者、アスクル。死刑と引き換えに地球軌道上に浮かぶ巨大なコロニー、サムサーラへと送り込まれる。死んだ法王ヨハンナによって使われた巨大な資金の行方を知る、法王の側近と妹を誘拐するためだった…。
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貧しい少女ローレンは、“ジェーンの本”と出会う。それはある少女と銀色の人型ロボット、シルヴァーとの恋を綴った本だった。そしてローレンが17歳になったとき、再びシルヴァーたち人間そっくりのロボットが作られた。ローレンはそれまでの生活を捨て、ロボットが発表される街へと向かう。
前作『銀色の恋人』の12年後、新たな少女とロボットとの恋を描く24年ぶりの続篇。
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<黄金の普遍>を追放されたフェアトンは、ハリアー・ソフォテクの助言に従い勧告者の影響力が低いタライマナーを目指す。そこはフェアトンと同じように追放された人々が集う場所であり、「不信」や「欺瞞」といったフェアトンにとって初めて知る人のダークサイドに満ちた場所であった。だが、フェアトンは希望を失わず、自ら作り出した<喜びのフェニックス号>を再び手に入れるための活動を開始する。
さまざまな困難と渦巻く疑惑、そして意外な人物からの救いの手。果たしてフェアトンは再び<喜びのフェニックス号>を飛び立たせることができるのだろうか?
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中国が作ったデブリ雲以前にもスペースデブリは問題になっていて、なんとかならんものかと色々(妄想を)思い浮かべていた。
で、思いついたのが「デブリ・キャッチャー」。漏斗型の枠に粘性の高いゲル物質を入れて、軌道上に置く。後はデブリが飛び込んでくるのを待ってるだけ。ある程度デブリ我多い場所を移動させる必要はあるかもしれないけど。回転させて装置そのものを安定させると共に、ゲルで捕まえたデブリを外縁に移動させる。中には捕らえきれず飛び出してしまうデブリもあるかもしれないが、確実に運動エネルギーを奪っているので、2度3度と装置を通ればいずれ捕獲できるはず。軌道上にでっかいゼリー入りの籠を浮かべるイメージ。
ただ、これだと他の衛星とぶつからないようにしなくちゃならない。ゲル物質が多い分重くなってしまい、軌道の制御は難しそうだ。
ならば、折りたためるようにしたらどうか。

障害物に接触しそうな時には傘を閉じて、そうでない時には開く。こうすれば他の衛星と交差するような軌道でもすりぬけることができる。デブリの捕獲率は落ちてしまうけど、一度ではなく何度も繰り返して運動エネルギーを奪う作戦。
問題は宇宙空間で蒸発したり凝固・凍結しないようなゲル物質だな。
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惑星モスコウは、禁断の兵器、鉄爆弾によって超新星化した恒星の衝撃波により壊滅した。4年後、≪鉄の夜明け≫(アイアン・サンライズ)が迫るオールド・ニューファンドランド・フォーで、16歳の少女、ウェンズディは追ってから逃げていた。死体と大きな陰謀を示唆する書類を見てしまったからだ。
進化の≪特異点≫、シンギュラリティ以降の人類を描くシリーズ2作目。
破滅が迫るステーションの中、16歳の少女が重大な秘密を知ってしまい、追っ手から逃げるシーンから、次々とドキドキさせるシーンの連続。前作『シンギュラリティ・スカイ』の主人公、レイチェルとマーティンも登場するが、本作だけでも楽しめる。様々な技術やアイディアが盛りだくさんに(時には消化不良になるくらい)盛り込まれた前作と同様の百花繚乱なテクノロジーはいたるところに散りばめられているが、本作ではそれが少し背景に移動しキャラクター中心に非常にすっきりとまとめられている。ストーリーも分かりやすく、伏線も非常に効果的に使われている。SFを読みなれていない人にとっては、こちらの方が読みやすく面白いかもしれない。
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60分戦争によって文明が崩壊した地球。多発する地殻変動によって、都市は移動せざるを得なくなり、移動する都市は小さな都市を捕食し生存するようになった。ある日、移動都市ロンドンの史学ギルド見習い、トム・ナッツワーシーは、史学ギルド長ヴァレンタインとともに捕獲した都市の調査中、ヴァレンタインを襲った少女ヘスター・ショウと出会う。トムに追い詰められたへスターは、ロンドンのダストシュートから落下してしまう。そして、トムも。アウトカントリーへと落ちた二人は、ロンドンを目指す…。
移動する都市というと、真っ先に思い出すのはブリッシュのオーキー・シリーズだけど、こちらは少年・少女の成長冒険譚だ。ジュブナイルではあるが、ストレートではなく良い意味で読者を裏切るストーリー展開は、私のようなスレたSF者でも楽しく読める。ただ、ストレートではない分、主人公に感情移入できない人もいるだろう。都市で育った間に得た観念や生まれ育った都市に対する愛着など、ちょっと考えれば判るだろう!とイライラしてしまうこともある。そこが、成長するポイントでもあるのだろうが。
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急速に進化し《特異点》(シンギュラリティ)を突破し、超知性を得たAIによって多くの人類が“強制昇天”しいずこかへ消え去ってから300年。残された人類は、超知性“後人類”が残した超技術を利用し生き残っていた。超技術のひとつ、ワームホール・ゲートを独占するカーライル家の一員、ルシンダ・カーライルは調査に訪れた惑星エウリュディケで、後人類が残したと思われる戦闘マシン群を起動してしまう。惑星エウリュディケを中心に、エウリュディケの首長共同体、カーライル家、科学技術を探求する啓蒙騎士団(KE)、テラ・フォーミングされた惑星への移民を続けるアメリカ・オンライン(AO)、主体思想を追求する民主共産主義連合(DK)らを巻き込んで、事態は混沌を深めていく。
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「わたしたちを楽しませてくれますか?」
ある朝、辺境惑星ロヒャルツ・ワールドに降りそそいだ携帯電話から聞こえてきた不思議な声は、「楽しませる」=「情報を与える」ことと引き換えに、願いをかなえ始めた。家でも金でも、核兵器でも、なんでも空から降ってくる。それは体制と秩序の崩壊を意味した。この侵略を打ち破るべく、新共和国肯定は攻撃艦隊を出撃させるのだが……。
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■SFの中のロボット~ロボット前史
“ロボット”という言葉は、チャペックが作ったと述べましたが、チャペックがロボットという言葉を作り出す前にも、今で言うロボットのような存在が描かれていました。
紀元前8世紀、ホメロスの叙事詩『イーリアス』では、オリンポスの鍛冶屋ヘパイトスが侍女として「黄金の美女」を作ったと書かれています。ギリシャ神話(『アルゴ探検船』)には、イカロスの父ダイダロスがミノス王のために「青銅人間タロス(あるいはターロス)」を作り宝の番人にした話があります。紀元前2世紀の末頃に書かれたヘロンの『自動機構論』には、空気圧を利用してお酌をする人型の自動機械が記されています。
日本では、12世紀に西行がまとめた仏教説話集『撰集抄』にも人間そっくりのロボットが登場します。こちらは機械ではなく死んだ人間の骨から人体を作り出す話です。
16世紀ごろ明代の中国で成立した娯楽小説『封神演義』には、仙人たちに使役される黄巾力士というアンドロイドが登場します。
実際に作られた世界初のロボットは、9世紀初頭のイスラム圏であったといわれています。(バリ・ハッサン兄弟の『自動人形論』)日本では17世紀の大阪道頓堀にからくり人形の芝居小屋「竹田屋」が作られています。18世紀にはヨーロッパで自動人形(オートマトン)のブームがありました。
チャペック以前の小説では、1818年にメアリー・シェリーが匿名で出版した『フランケンシュタイン、すなわち現代のプロメシュース』が有名です。この小説に登場するクリーチャー(怪物)は死体をつなぎ合わせ電流を流すことで再生します。現代の基準から言えば、いわゆる「フランケンシュタインの怪物」はロボットの範疇からは逸脱しているかもしれませんが、ロボットに強い影響を与えていることは確かです。
なぜなら、その後に執筆されるロボット小説(チャペックの『R.U.R』を含めて)の中でロボットを未知なる物として恐怖の対象にする、あるいはロボットに対する人間の恐怖というものが多く描かれているからです。
特にキリスト教圏では、フランケンシュタイン博士のように神に変わって生命を創造してしまうことへの憧れと罪悪感、天罰への恐れといったものをアイザック・アシモフは“フランケンシュタイン・コンプレックス”と名付け、小説の中でロボット三原則が生まれた理由としています。
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■SFの中のロボットたち~カラクリとロボット
では、日本においてロボットとはどんな存在なのでしょうか。ロボットという言葉が日本に入ってきたのは明治時代ですが、日本ではそれ以前にからくり人形という形でロボットを具現化しています。つまり、日本人の心の中にロボットを受け入れる土壌ができていたのです。ロボットという言葉が生まれた6年後の1926年には、西村真琴が「学天則」というロボットを発表しているほどです。
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■SFの中のロボットたち~ロボット三原則
ロボットといえば、アイザック・アシモフが生み出した“ロボット三原則”を忘れるわけにはいかないでしょう。アシモフは、ロボットは陽電子頭脳に組み込まれた三原則によって行動しなければならない、という制限を考え出すことで、さまざまな小説的アイディアを生み出しました。例えば「三原則によって人間に危害を加えられないはずのロボットが殺人を犯したのはなぜか?」というものです。また、小松左京の『ヴォミーサ』(1975)のように、三原則を逆手に取った作品もあります。
ロボット三原則
SF的なアイディアとしてはもちろんですが、アシモフは三原則によってロボットにアイデンティティを与えたかったのではないかと私は思えてなりません。(ロボット三原則をまとめたのは、アスタウンディング・サイエンスフィクション誌編集長ジョン・W・キャンベルですが)
ロボットのアイデンティティ、ひいては人類に対して「人間とは何か?」という問いかけではないか?アシモフのロボット物の代表作『われはロボット(I, Robot)』というタイトルにもそれが表れていると思うのです。
ところで、アシモフは後年、ロボット三原則にもうひとつルールを組み込んでいます。第零法則と呼ばれるこの法則は、三原則の第一条の“人間”を“人類”に置き換えたものです。
また、第一条には“第零法則に反する場合はこの限りではない”という一文が追加されます。三原則よりも優先する第零法則は、人類の発展に障害となるならば、三原則を無視できるというものです。小説的に見れば、ロボットのほとんど登場しないアシモフのファウンデーション・シリーズにおいて『なぜロボットは消えてしまったのか』という謎の答えとして作り出されたアイディアなのですが、注目すべきはこの第零法則をロボット自身が考え付き、自ら規定したという(設定にアシモフがした)ことです。これこそ、ロボットの自我の目覚めといえるのではないでしょうか。
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■SFの中のロボットたち~ロボット誕生
“ロボット”という言葉は、チェコの戯曲作家カレル・チャペックが1920年に発表した『R.U.R(ロッサム万能ロボット会社)』という作品の中で「労働する機械」として作り上げた言葉です。
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